Gyaoは二度終わる

  • 2023.01.17 Tuesday
  • 07:28
今年の3月31日に配信サイトGyaoが終了する。

思えば岡田斗司夫さんの「GyaOジョッキーひとり夜話」を観てから十数年利用してた。
もっともGyaOの親会社であるUSENが潰れて「ひとり夜話」が終わってからしばらくは使ってなかったけど。

Yahoo!がGyaoを使って「名探偵コナン」や「さんま御殿?」を配信してくれるから観てた。FireタブレットではTVerは使えないので。

だからGyaoが終了するのは困る。

仕方ないけどこれからどうしようか。

天才は何をやってもゆるされるか?

  • 2015.02.07 Saturday
  • 14:16


「天才と言うのは非常識なんだから何をやってもいいじゃないか」
と、いう意見を目にすると思い出すのがGyaoジョッキーの「ひとり夜話」で語った「いしかわじゅんvs.梅図かずお」。
Gyaoジョッキーを録音しているので該当部分を文字起こししてみた。

(以下文字起こし)
ミクシィってあるじゃないですか。

あれでいしかわじゅんさんがもう一カ月以上になるのかな。例の梅図かずおの新居問題。梅図かずおが自分の家を建ててそれが赤と白の縞模様なので地域住民が怒って反対して反対の署名活動したっていう話、あるじゃないですか。あれに関して書いてあったんですね。
で、大体いしかわじゅんのマイミクの人たち、つまり友達の人たちですね。日記にレスポンス読んだりレスポンス書いたりする人たちは漫画ファンが多いんですよ。で、あとブログの人たちブロガーの人たちも、なんだろうなどちらかというと漫画家に対して好意的な人が多い。

なので、僕が見てるかぎりではですね、梅図かずおの新居問題に関してはですね、梅図さんに対して好意的な意見が多かったんですね。
ま、中川しょこたんが言うように「梅図様は神ですから何をしてもいいんです」とまでは言わないけども、「ま、梅図かずおの家なんだから赤白だんだらでも当たり前だろ」っていう意見とかですね。もしくは「あの人、天才なんだから好きなようにさせてやれよ」とかですね。あとは「赤白だんだらの家なんて面白いじゃないか」っていうやつ、こういうのが多かったんですよ。

ところが、いしかわじゅんが自分のネットの日記で真っ向から反対したんですね。
「梅図かずおがあんな赤白だんだらの家を造ったんだけどもあんなの嫌に決まってるよ。あんなのが近所にあったら俺もイヤだ」
とか
「梅図かずおは漫画の天才なのかもわかんないんだけども、ああいうことはやめてほしい」
って書いたんです。

それに対していしかわじゅんのマイミクの人たちもビックリしてですね。てっきりいしかわじゅんさんは漫画家だから梅図かずおの味方だと思ったんでしょうね。
「いしかわさんは梅図さんが嫌いなんですか?」
とかですね。もしくは
「梅図さんは天才だからいいじゃないですか」
さっき言ったような意見が続出したんですね。

それに対するいしかわじゅんの意見が割と大人で男らしくて、僕ビックリしたんですよ。曰くですね
「梅図かずおは漫画の天才かもしれないが、漫画の天才である。それは間違いない。だから梅図かずおが漫画で何を表現しようと規制されるべきではない。しかし、漫画の天才で漫画が規制されるべきではないということと、一般市民であるということはまったく別問題である。漫画の天才だからといって一般市民として何をしてもいいということにはならない」
って書いたんですよ。
このあたりでガーッとレスポンスが過熱して「そうは思わない」っていうのがガーッと来て、ほとんどいしかわじゅんに賛同する人がいなかったんですね。

面白いなって思って。だってそれ読んでるのほとんどいしかわじゅんのファンの人なんですよ。いしかわじゅんが直接読むのわかってても正面切って反論って。

僕はあんまりいしかわじゅんのミクシィ周りブログ周り見たことなかったんですね。
で、いしかわさんがそれに対していちいちそのレスに対してコメントで丁寧に反論してるんですね。つまり同じことの繰り返しなんですよ。結局、「漫画の表現と個人の生き方とは別だ」って話なんですね。

それに対して「あの家はある種アートで梅図かずおらしい」って言うのに関しては
「いや、あんなのはアートでもなんでもない。ただ単に趣味が悪いだけだ」
じゃあ、あれが梅図かずおのアートのセンスなのかというとそうじゃない。だって梅図かずおの漫画は、いしかわじゅんはこんなこと言ってないですけど、「別に赤白だんだらでもなんでもない」わけですよ。
ただ単に僕たちは梅図かずおというと赤白だんだらの服を着る面白い人として認識して認知しているけどもそれと漫画とは別なんですよね。

いしかわじゅんはそれを言ってるだけなんですけども、ついつい僕たちは漫画の表現を守るとかですね、表現の自由を守るということは表現をしている人に対して無制限の権限を与えることだとついつい思っちゃうんですね。

僕も梅図かずお問題に関しては、どちらかというとそれを読むまでは地域住民に関して割と批判的な目で見てたんですね。正直なところ。
「梅図かずおなんだから赤白だんだらでもいいんじゃないの」
って思ってたんですけども。なんかねそうじゃないですね。

だってよく考えてみたら梅図かずおの家の周りに住んでいる人だって普通に生きてるんですよ。で、自分の家を30年とか40年とかのローンで買ったりしてるわけですね。で、梅図かずおが赤白だんだらの家を造ったらたしかに漫画ファンは面白いし、ブロガーの人たちは面白がるかもわかんないですけども、あきらかにその土地の路線価は下がりますよね。
なんでかって言うとそれまで上品な住宅地になっていたのがそこに観光名所というほどのバリューはないけどもただ単にヘンテコな建築が建ったらそこの地価下がるわけでしょう。
そうすると1億円とか2億円の物件をですね。20〜30年ローンかけてやっと建てた人たちがそれで1割とか2割、価値が減っちゃったらそれの責任は誰がとるのかって話。

まあ、こんな面倒くさい硬い話すんのはなんですけどなっちゃうわけですよね。
じゃあ、面白がる「漫画の表現を守れ」とか「いやぁ、梅図かずおは神なんだから何をしてもいいんですよ」という人が責任持って周りの土地を全部買って、梅図かずおのすべての表現を守るのかというと、彼らにはその力もないわけですよね。
そんだけの財力もなければ根性もないような人たちがただ単に「漫画家の表現を守れ!」って言って、周りにいる迷惑顔している普通の人たちっていうのをなんかまるで「頭が固くて表現の自由がわからない奴らだ」みたいなこと言ってるのは、なんかそれは違うのかもな。

自分自身もね、そんなことを考えていただけにすごい反省して「いしかわじゅんわりと言うな」と見直してしまいました。

と、言うのがですね、あれですね「いしかわじゅんVs.梅図かずお」ですね。

で、冷静になって考えたら、白黒まだらの家がですねアートであるはずがないし、面白いはずがないんですよ。
もし、それが本当にアートなんだったら梅図かずおがやらなくてもいいはずなんですね。
でも、そうじゃなくて僕たちは梅図かずおの家で赤白だんだらだから面白いっていう風に考えてるのは、やっぱり明らかにキャラクターとして面白がって、無責任な立場で面白がってる。

せいぜい言ったら「僕の家の近所だったらかまわないよ」ということくらいしか言えないはずなんですよ。でも、それを他人の家の近所でそれを他人に対して「梅図かずおなんだからいいじゃないか!」って強要する権利はなんかないはずなのに、ここらへんもなんとなくブロガーと一般の社会の温度差がちょっとあるなと思っちゃった時ですね。

(以上文字起こし)

天才だからって表現者だからって一般常識を破っていいなんて、他人に迷惑をかけてもいいなんて思えない僕はつくづく「岡田斗司夫」から影響を受けているなと思う。

被害者でもないのに、被害にあった人のことを想像して憤るなんて自分らしくないと思うんだけど、どうしても今回の件は不快だなと感じずにはいられない。

「かぐや姫の物語」の感想の違和感。「ひとり夜話in大阪」より

  • 2013.11.26 Tuesday
  • 23:46


先日の岡田斗司夫さんの「ひとり夜話」で話された「かぐや姫の物語」。岡田さんは5回も寝てしまったくらいつまらなかったと言っていた。
まあ、そうかもしれない。でも、その感想で気になったことがあった。

最後、かぐや姫が月からの迎えに連れられて竹取の翁夫婦の元を去って行く時。それまで絵巻物語風の絵柄だったのが、かぐやが振り返った途端そこには地球の姿が。僕らが衛星画像やスペースシャトルからの映像で観たことのある地球の姿が描かれていたそうだ。
岡田さんの言うには映像表現としてそれは駄目だろうと。絵巻物語風の画で見せたのだからかぐやが振り返った時の画も絵巻物語風の金色の雲の向こうに翁夫婦の姿が見えるようなシーンでなければいけないと。

言ってることはよくわかる。まだ、「かぐや姫の物語」は観ていないのだけど想像するだけでも違和感アリアリ。リアルな地球のシーンを入れたらバランスが悪くなるのは間違いない。

でも、……なんか、岡田さんらしくない。いや、少なくとも僕の中の「脳内岡田斗司夫」はそんなことを言わない。

この違和感のある画の中にこそ、高畑勲監督のテーマというか言いたいことが込められているんじゃないかな?そうでなければ高畑監督って単なるバカじゃないか。

じゃあ、どんな意図があってわざわざ地球の姿を描いたのだろう?まだ観ていないからなんとも言えないがそこで観客をアニメの世界から抜けさせたかったんじゃないのかな?宮崎監督が「となりのトトロ」を作った時に子供たちが「トトロ」を観たらその後は野山で遊んでほしいというようなことを言ったらしいけど、そんなことを高畑監督も思ったんじゃないだろうか?

うーん、そんなしおらしいことを考える監督じゃない気もするけどね。

岡田斗司夫のひとり夜話『Geekガールズコレクション』の感想だよ

  • 2013.11.25 Monday
  • 23:57


昨日、岡田斗司夫さんの『ひとり夜話』をタイムシフト視聴で観た。

放送が始まってから現れる岡田さんと一人の女の子。……誰?

今回から始まったコーナー『Geekガールズコレクション』第1回ゲスト(?)の大野萌菜美さん。以前から岡田さんのFacebookやTwitterで見かけたダンボール工作女子大生だ。
もう、「夜話」でもなければ「ひとり」ですらない。だったら「ひとり夜話」にこだわらないで「岡田斗司夫ゼミ」と言い切ればいいのに。

さて、大野さんの発表されているダンボール洗車を見ると確かに上手い。今回持ってきたタイガー戦車や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てきた『デロリアン』などもとても精密に作られていてすごいなと関心した。でも、上手なだけな気がする。

僕がダンボール工作で思い出すのは「デイリーポータルZ」の『リカちゃん人形をダンボールで作ると泣けます』の記事だ。

おもちゃを買うのは嫌だ。でも、娘のために何かをしたいと始めたダンボールのおもちゃ作り。終いにはより精度の高いダンボール工作をするために本物を買ってくるという本末転倒な自己矛盾。こういう創作物そのものよりもそこで出てくるエピソードを面白おかしく発表してくれているのがいい。きちんと芸になってる。

だから、今回の『Geekガールズコレクション』では造形の出来不出来よりもどうして作ろうと思ったのか、作ったことで何が変わったのか、何か面白いエピソードは無かったのか?などが話されたら良かったと思う。

後、岡田さんから洗車やデロリアンの下の部分の手抜きを責められていた。仕事としてならそれでいいと思う。仕事はメリハリだから。キッチリやるところとそうでないところがないとやっていくことは難しい。 でも、創作物。特に造形は今回のように手に取ってマジマジと見られるものだからバレるレベルで手を抜くのは問題。

造形で食っていきたいなら細部までキッチリ作るほうがいい。就職するにしても作品として発表し続けるにしてもそれが評価につながるんだから。

うちに帰ってブログを書くまでが「岡田斗司夫のひとり夜話in大阪」です。

  • 2013.09.22 Sunday
  • 01:20


 以前、イベントに来た人が公開ブログや日記に感想を書いてくれないと岡田斗司夫さんがフェイスブックに書いていた。どうすれば、感想を書いてくれるだろうかといろいろな意見が出ていた。僕は感想をブログにアップしたら『#frex』を付けてツイッターで告知をすればいいと書いた。そうするだけでかなりの人が閲覧してくれるから。それがまた書こうという励みになると思う。



 だから、僕も書こうと思う。大阪まで見に行ってないけどタイムシフトで見たから。



 まず始めにこれから『ニコ生岡田斗司夫ゼミ』がどうなるかの説明。岡田さんの予想では11月で終わるらしい。それからは公式ではなく一般回線で番組をやっていくみたい。しかし、今回のような「ひとり夜話」に「悩みのるつぼ」も番組化して公開で東京、大阪を交互にやっていく。



 …無理でしょう。続かないよ。もう少しハードルを低くした方がいいよ。



 それから、柳家花緑師匠の独演会の様子を話してくれた。「二階ぞめき」という噺が気に入ったみたい。僕は江戸前落語は「笑点」でしか見たことがない。高校を卒業してから大阪に出て上方落語を見に行くようになった。今は亡き桂吉朝さんが企画した「ねやがわ寄せ」にも毎月通った。当時勤めていた工場が寝屋川市にあったから。数年後に寝屋川市に住むからさらに行きやすくなった。



 だから、上方落語特に米朝一門はよく見に行った。米朝師匠の高座は一回しか見たことないが寝屋川市図書館にあったビデオはかなり見た。

 その僕でも「二階ぞめき」は知らない。まあ、舞台が吉原だからね。



 岡田さんは上方落語は笑わせると言っているが「たちぎれ線香」のように泣かせるものもあるよ。長いので聞く機会はなかなか無いかもしれないけど。



 それから今度の火曜日に松本人志監督作品「R100」関連のイベントで岡田さんが松本人志さんと対談することが決まったらしい。ニコ生でも放送するみたいだから予約しとかないと。でも、岡田さんは「R100」は映画館で見たいそうだ。その気持はわかる。あの観客同士のライブならではの一体感は家でDVDで見たって出ないもんね。だから、なんとかDVDを見ないで対談できないだろうかと思案しているそうな。



 ここまでで無料放送がお終い。それから「大日本人」がどれだけ面白いかを力説。そう言えばGyaOジョッキーの「ひとり夜話(当時は「世界征服宣言」)」の第1回目で「大日本人」を熱く語っていたなぁ。原点回帰ってやつですか?



 それから「進撃の巨人』について。と言うより「別冊マガジン」の行く末の話。今の「別冊マガジン」は「進撃の巨人」と「アルスラーン戦記」くらいしか読むものがないらしい。昔は愚にもつかないエッチ漫画が主力商品だった。それはさすがに覚えているが、岡田さんが言っていた作品はとんと覚えがない。僕がエロ漫画にハマっていた時と岡田さんが読んでいた時にズレがあるのかな?



 ここで、ブロマガ限定放送も終了。後は会場に行った人だけのお楽しみ。しかし、運営コメントに「会場に来てください」みたいなコメントを載せられても誰も行けないでしょう。たとえ大阪に住んでいても。



 ちなみにFacebookをみると



1.新番組を言えない理由

2.なぜGoogleは医療に進出するのか

3.ドワンゴ収益モデルの限界

4.どうすれば宝塚はもっとメジャーになるか(会場に来た現役劇団生の質問に答える)




と、いう話題で盛り上がったらしい。1は聞きたかったな。誰か会場に行った人がブログにアップしてくれないかしら?しばらくは「ひとり夜話in大​阪」で検索をかけて書いている人を探してみよう。



 会場に行った皆さん。うちに帰ってブログを書くまでが「ひとり夜話」ですよ。

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