「『アナ雪』主題歌シーンに隠された意味 2 怪物と化していくエルサを肯定的に描いた」-『岡田斗司夫の毎日メルマガ』感想文
- 2019.02.05 Tuesday
- 06:55
今回は野生のエルサ?
今朝のメルマガは『ニコ生ゼミ』のセレクトから。
「エルサは、巨大なマントを引きずってる。しかし、本来は雪から自分を守ってくれるはずのそのマントは、今や、雪の中で引きずられて、自分にとって重しでしかない。
このワンカットだけで名作決定。これは「エルサの内面が、この時、どんな思いになっているのか?」というのを、絵だけで表現している。伊集院光さんとか小木さんは、こういうシーン見ても、「これは演技だ」とわからない。アニメーションというのは、描いてるもの全てが演技。地形や気象、空気、風まで全て思い通りに表現できるからこそ、その全てを演技だと理解していないと、読み違えちゃう。普通の人は役者の顔だけ見ちゃうんですけど、アニメはそういう視点で見てはいけない。
普通、人間がモンスターに変わっていく時というのは、黒くする。ダースベイダーみたいに。ところが、『アナ雪』っていうのはエルサというのを、より美しく、より白い方向へ持って行くから、「モンスターになっている」というのが、みんなにはわからない」
連邦の白い悪魔。
『岡田斗司夫の毎日メルマガ』
http://www.mag2.com/m/0001148694.html
今朝のメルマガは『ニコ生ゼミ』のセレクトから。
「エルサは、巨大なマントを引きずってる。しかし、本来は雪から自分を守ってくれるはずのそのマントは、今や、雪の中で引きずられて、自分にとって重しでしかない。
このワンカットだけで名作決定。これは「エルサの内面が、この時、どんな思いになっているのか?」というのを、絵だけで表現している。伊集院光さんとか小木さんは、こういうシーン見ても、「これは演技だ」とわからない。アニメーションというのは、描いてるもの全てが演技。地形や気象、空気、風まで全て思い通りに表現できるからこそ、その全てを演技だと理解していないと、読み違えちゃう。普通の人は役者の顔だけ見ちゃうんですけど、アニメはそういう視点で見てはいけない。
普通、人間がモンスターに変わっていく時というのは、黒くする。ダースベイダーみたいに。ところが、『アナ雪』っていうのはエルサというのを、より美しく、より白い方向へ持って行くから、「モンスターになっている」というのが、みんなにはわからない」
連邦の白い悪魔。
『岡田斗司夫の毎日メルマガ』
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