「 “映画の楽しみ方” を『ラ・ラ・ランド』で紹介します」-『岡田斗司夫の毎日メルマガ』感想文
- 2019.02.18 Monday
- 06:35
今回はラ・ラ・ランド、ミニチュアで語る。
今朝のメルマガは『ニコ生ゼミ』のセレクトから。
「『LA LA LAND』のオープニングで、映画のメインタイトル画面が出ていって、そこからカメラが下りてきたら、そこに主人公のミアのプリウスが見える。そのプリウスの一台後ろにあるのが、もう一人の主人公・セブの赤いオープンカー。ここまでワンカット。
人が動いて踊りまくっているように見えても、巧みにその向こうはトラックとかバンで隠している。それで、その範囲内だけでお話を作ってる。実は後ろの方の位置のお姉ちゃんがポーズを取って、カメラが上に上がって、並んでいる車たちをガーッと映すシーンをよく見たら、黄色いトラックと赤いオープンカーまでしか映ってない。カメラが上に上がっているから、黄色いトラックまでしか映らない。
こういうちょっとした工夫をやっているので、「主役の人たちも、この渋滞の中にいたんだ」、「同じように渋滞の中で夢を持っている仲間なんだ」っていう。「あのワンカットの中で全てが入っている」っていうのは、こういうディオラマを作ったり、配置図を作ったりしたら、「こうやって撮っていたのか、うまいなあぁ」というのが分かる。
“映画を楽しむ”っていうのは、“内容を語る” とか “分析をする” とか “評論を語る” っていうのも、もちろん王道は王道でもあるが、何か自分が感動した時とか、「面白い」と思った時っていうのは、その “面白い” っていうモノを徹底的に観察すると。
映画を見たら何もしようがないから、思わず評論をしたり、他人の感想を読んだり、そっちの方に走っちゃうんですけど、「その前にする事があるぞ!」って思う。何か映画を見て「カッコイイ!」と思ったら、自分でそのシーンの絵を描くだけでもいい。
そういう話をですね、今日は作ったディオラマを自慢しながら語ってみた」
全部脳内で済ませるのが一番楽しいのに……。
『岡田斗司夫の毎日メルマガ』
http://www.mag2.com/m/0001148694.html
今朝のメルマガは『ニコ生ゼミ』のセレクトから。
「『LA LA LAND』のオープニングで、映画のメインタイトル画面が出ていって、そこからカメラが下りてきたら、そこに主人公のミアのプリウスが見える。そのプリウスの一台後ろにあるのが、もう一人の主人公・セブの赤いオープンカー。ここまでワンカット。
人が動いて踊りまくっているように見えても、巧みにその向こうはトラックとかバンで隠している。それで、その範囲内だけでお話を作ってる。実は後ろの方の位置のお姉ちゃんがポーズを取って、カメラが上に上がって、並んでいる車たちをガーッと映すシーンをよく見たら、黄色いトラックと赤いオープンカーまでしか映ってない。カメラが上に上がっているから、黄色いトラックまでしか映らない。
こういうちょっとした工夫をやっているので、「主役の人たちも、この渋滞の中にいたんだ」、「同じように渋滞の中で夢を持っている仲間なんだ」っていう。「あのワンカットの中で全てが入っている」っていうのは、こういうディオラマを作ったり、配置図を作ったりしたら、「こうやって撮っていたのか、うまいなあぁ」というのが分かる。
“映画を楽しむ”っていうのは、“内容を語る” とか “分析をする” とか “評論を語る” っていうのも、もちろん王道は王道でもあるが、何か自分が感動した時とか、「面白い」と思った時っていうのは、その “面白い” っていうモノを徹底的に観察すると。
映画を見たら何もしようがないから、思わず評論をしたり、他人の感想を読んだり、そっちの方に走っちゃうんですけど、「その前にする事があるぞ!」って思う。何か映画を見て「カッコイイ!」と思ったら、自分でそのシーンの絵を描くだけでもいい。
そういう話をですね、今日は作ったディオラマを自慢しながら語ってみた」
全部脳内で済ませるのが一番楽しいのに……。
『岡田斗司夫の毎日メルマガ』
http://www.mag2.com/m/0001148694.html