「アオイホノオの真実」感想書けません・・・。

  • 2012.09.02 Sunday
  • 01:28
 やっと観られた「アオイホノオの真実」オープニングはまさかのアニメーション!なにこれ、一体何の金曜ロードショー(笑)

 この対談で語られる「アオイホノオ」は大阪芸術大学(「アオイホノオ」の中では大作家芸術大学)時代の島本先生の自伝。私小説ならぬ私マンガ(?)「アオイホノオ」1巻の1ページ目に「この物語はフィクションである」とデカデカと書かれているがウソじゃん!?主人公の名前が違う以外は出てくる漫画家やアニメーターは実名だし、矢野健太郎さんにいたっては実際に登場しているしね。

 島本和彦作品を最初に読んだのは兄貴が買ってきた「風の戦士ダン」。対談の中でもちょこっと触れてくれてとても嬉しかった。
 これは「男組」や「美味しんぼ」の雁屋哲さんの原作。「風の戦士ダン」はその作品の間に挟まれるような時期(「ダン」の後期には「美味しんぼ」は連載されている。そのことをネタにしたギャグが「ダン」の中で登場して笑った)に連載されていた作品で、対談でサンデーのパーティーで雁屋さんから島本さんが抱きつかれて「なんで?」と思ったそうな。
 だって「男組」と「美味しんぼ」は大ヒットしたのに「風の戦士ダン」はヒットさせられなかったから、きっと怒っていると思っていたそう。しかも、力量不足で原作通りに書くことができなかったそうだから、なんで抱きつかれるのかわからなかったみたい。しかし、これなら主人公のホノオモユルがデビューした後のエピソードを書いても怒られないんじゃないかしら?

 とにかくこの対談のメインテーマは「アオイホノオ」7巻に出てくる岡田斗司夫さんの家にあった一刀彫りのシカの彫刻に文句がある、ということ。
 岡田さん曰く「人間国宝が彫った4000万円のシカの彫刻が2本足で立っているわけがないだろう!」
 島本先生の言い分「岡田さんだけじゃなくいろんな人にインタビューしてその中から一番面白いものを採用したので岡田さんの意見が反映されていない」そうな。
 もうこれは「この物語はフィクションである」なんだから笑ってゆるしてあげてください。実際あの見開きのインパクトは強烈だったから。

 しかし、100分強の対談の密度が濃い(ヽ'ω`)最初のうちはノートをとっていたけれど、途中から名ゼリフをメモするだけに留める。しかも、話しがあちこちに飛んでいくからとてもじゃないけど、要約なんて無理。今もノートを見返しているけど、どうやって記事を書いたものやら・・・。

 とにかく僕から今の漫画界とアニメ界、そして当時の大阪芸術大学関係者の皆さんにお願い。島本先生がこれから書く内容についてどうか黙認してあげてください。怒るんだったらすべてのエピソードが単行本化されてからにしてくださいm(_ _)m

 最後に後にガイナックスを作った人たちからライバル視されていなかったことにショックを受けた島本先生が言った一言が面白かったので書きます。

 「うまく描きゃいいじゃん!!!!!!!!」

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