名探偵コナン 沈黙の15分を観に行ったよ

  • 2011.05.04 Wednesday
  • 22:38
JUGEMテーマ:アニメ映画全般


『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』を観に行った。
今回の劇場版は新しい人が監督をやったせいか、今までにない趣向になっている。どういうことかと言えばクライマックスが2つある。

まずもちろんラスト15分のシーン。どんなシーンかは黙っておくが、番宣やCMを観ている人はたぶん想像付くと思う。それでも、コナンと蘭の印象的なシーンがある。
「ああ、やっぱりこれはラブコメなんだな」って思う。原作者の青山剛昌さんが必ず内容に関与しているから押さえるところはキチンと押さえられている。

もう一つのクライマックスは実は冒頭のシーン。都知事の乗った地下鉄の爆破事件。これを食い止めようとするコナンのアクションがすごい!この最初の15分(もやってないかな?)だけでも1本の映画分の迫力があった。
これだけのシーンを入れるのはかなりの決断だったと思う。これでラストのクライマックスが弱かったら、映画としては大失敗になっていたと思う。

音楽は気がつかないくらいにマッチしていたのも迫力を醸しだしていた原因だろう。アクション映画にはいい音楽が必要だ。だけど、サントラで聴いたとしたら同じようにすごいと思うかな?音楽単体でこの迫力は出ないのではないだろうか?聴いてみないとわからんけど。

「名探偵コナン」は本来はミステリーだ。今回も殺人事件があってコナンが推理する。脚本は今まで通り古内一成さん。キチンと論理的に構成されている。だから、今回のそれも矛盾がなくまとまっている。たいしたもんだよなぁ。地下鉄爆破の事件との絡みも納得出来た。
だけど、今回はやっぱりアクション映画だ。もう少しシンプルに、トントンと畳みかけるように話が進んでも良かったと思う。

こうやって毎年コナンの映画を観に行けるのは、妻の響が快く送り出してくれるからだ。感謝してます。ありがとう。

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