やっと観られる!「アオイホノオの真実」

  • 2012.08.31 Friday
  • 01:13
 今まで、ニコニコ動画がニコニコチャンネルの支払方法からWebマネーを抜いてしまったことに気が付かなかったために、EXチャンネルに登録できてませんでした。なにせ年収120万円くらいのパートタイム労働者。カード申請が通るはずもないので(試した経験あり)諦めてました。

 しかし、ついに登録することができました。妻が打ちひしがれている僕を見かねて妻が持っている我が家唯一のクレジットカードを使う許可をくれました。ありがとう(ノД`)シクシク

 これで島本和彦×岡田斗司夫対談「アオイホノオの真実」が観られます。

 でも、時間が取れないから視聴は土曜日になるかな?

EXチャンネル「島本和彦先生との対談」配信

  • 2012.08.26 Sunday
  • 00:42
 EXチャンネルで『島本和彦先生との対談』が配信された。早速アクセスしたが、スピンオフの動画は観ることが出来たが、肝心の対談が見られない。
 EXチャンネルに加入しないと見られないなんて全然気づかなかった。てっきりニコ動のプレミアム会員になりさえすれば見られるものだと勘違いしていた・・・。

 早速、会員登録ページにアクセスしたら、ウェブマネーでは受け付けられない_| ̄|○

 ・・・結局見られないんだ。なんだか疲れちゃったな。「バベルの塔」や「クラウド・シティ」から見に来てくれていた人たちは僕が勘違いしている、ウェブマネーじゃ会員になれないって気づいていたのかな?

 なんだか、どうでもいいや。

SFは良質の赤身肉

  • 2012.08.24 Friday
  • 23:09
 8月23日の岡田斗司夫さんがこんなツイートを書いていた。「発想が貧弱な奴って、だいたいSFを読んでないよね。必須栄養素でいえばSFは蛋白質。アニメやマンガなどの糖質や脂質も大事だけど、まずSFを読め!」このツイートにいつにも増して沢山の人がリツイートしていた。きっとこの人達はSF小説ファンなのだろう。こんな風に書かれたらそりゃ嬉しいよね。



 なぜこんなことを書かれたのかといえば、9月15日に猫町倶楽部が主催する読書会のゲストに岡田さんが呼ばれていてその読書会が「ドラッカーよりもハインラインを読め!」というタイトルのSFを勧める内容。



 確かに、SFって論理的でありながら発想の飛躍がある。しかも人間ドラマもきちんと描かれている印象がある。そういうものを若いうちから読み込んでいる人は確かにオリジナリティ溢れるアイデアがバンバン出てきても不思議じゃないような気がする。



 そして、悲しいかな、僕はその若い時代SFをほとんど読まないで生きてきた。高校を卒業するまでに読んだSFと言えば富野喜幸(当時)さんが書いた「機動戦士ガンダム」ノベライズと田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」くらいかな?読んでいるとはとても言えない。



 しかし、ミステリはずいぶん読んだ。小学校3年生の時に図書室にあった「シャーロック・ホームズ」はひと通り読んだし、その後「少年探偵団」シリーズ。市川崑監督の「犬神家の一族」がテレビで放映された次の日には本屋で角川文庫版の「金田一耕助」を買って読み始めていたな。「戦国自衛隊」が放映されても原作を読もうとは思わなかったし、大好きな「機動戦士ガンダム」の元ネタ(?)が「宇宙の戦士」だとわかっても結局大人になるまで手に取ることすらなかった。



 大人になってからは少しは読み出しているけど、「宇宙の戦士」や「夏への扉」など読んでもよく理解できなかった。それこそSFを読み込むのに必要な基礎知識が徹底的に不足しているのだろう。それが子供の頃には漠然とわかっていたからSFを避けていたのかしら?



 僕に言わせればSFとは良質の赤身肉。脂肪も少なく美味しいのだろうけど、しっかり咀嚼しないと栄養にならない。それよりも脂肪などを詰めたハムや挽き肉にして改めて固めたハンバーグのようなSFマンガやアニメの方に食指を動かしてしまう。その意味で言えば「ドラえもん」はとても美味しいハンバーグだと思う。



 岡田さんは他にもこんなツイートを書いている。「野菜は学校の教科書。中学の教科書には教養の基礎すべてが揃ってるよ。教科書がつまんない、と言うひとは「知る」ことに興味ないと思う。」これがないから僕はSFを理解できないのだな。確かに蛋白質が血肉になるためには、野菜に含まれるビタミンなどの栄養素が必須。SFが僕の血肉にならないのはそのためなんだな。



 では、僕が今まで読んできたミステリはどうなのか?・・・主食、炭水化物だと思う。世の中には米、麺、パンなどの沢山の炭水化物食品が溢れている。それら美味しい物が安価に大量に手に入る。ミステリも一緒。しかし、ミステリは太るよ、脳が。何か読んだら書けそうな気がするのよ。実際小学生の時は書いたな。途中で挫折したけど。



 岡田さんが猫町倶楽部の読書会で勧める3冊のうちの1冊「月は無慈悲な夜の女王」でも読んでみようかな?その前に基礎科学の知識を勉強しないとダメかしら?42歳だからな・・・。

岡田斗司夫ゼミ「クラウド市民講座」開講

  • 2012.08.24 Friday
  • 01:12
 「クラウド市民講座」が明日の22時に開かれます。生放送で視聴できるかどうかわかりませんが、立ち見席へ弾き飛ばされずに快適に録音したいので思い切ってプレミアム会員に登録しました。


 もちろん以前に書いたEXチャンネルのためでもあります。
 やっぱり「島本和彦先生との対談」は有料配信ですね。楽しみ(*^_^*)

バベルの塔から監視されてる

  • 2012.08.19 Sunday
  • 02:08
ちょっとニヤニヤしてしまう。(・∀・)ニヤニヤ

 先日上げた記事のアクセス数が今日の午前6時に集計されたので見てみた。もっとも無料ユーザーなのでその日、その時間ににどれだけの人がアクセスしてくれたかがわかるくらいで記事別のアクセス数は有料版のサービス。

 もちろん、それだけでもかなりのことがわかる。

日にち別アクセス 今回は岡田斗司夫さんや加藤昌史さんからのリツイートがなかったわりに3桁を記録しているのでずいぶん検討したなと独りほくそ笑んでた。時間別に見たら記事をアップした時間帯のアクセス数が一番多い。アップした途端に見に来てくれたのがわかる。それでもキーワード検索で当日をチェックしたら「アルジャーノンに花束を」の感想を見たくて検索かけてきている人がいるのでありがたい。


リンク元URL 気になったのがリンク元URLをチェックした時に2桁のアクセス数を出してるURLが2件もあったこと。


 「ツイッターから見に来てくれたのかな?」と思ってよく見ると知らないURL。「babel.freeex.jp/・・・。もしかして、バベルの塔(岡田斗司夫さんが代表を務める『FREEex』のSNS)からアクセスされてるの!?」
 実際にクリックしてみたら案の定バベルの塔のログイン画面に。もちろんFREEexメンバーではない僕はそれ以上アクセス出来ません。
 ・・・!?ビックリ。と、言うことはFREEexメンバーのどなたかが僕のブログのことをバベルの塔内で書いてくれてそれを読んだ人がアクセスしに来てくれたということ。

 嬉しい!!\(^o^)/しかし、すごい気になる。一体なんて書いてあるのだろう?一般公開して構わない内容だったら誰か教えてくれないかしら?

EXチャンネル開設。辛い時代がやってきた。

  • 2012.08.17 Friday
  • 00:23
 岡田斗司夫さんがやっているFREEexが、先日ニコニコ動画にEXチャンネルを開設した。これからはこのEXチャンネルで1部の動画を有料で配信することになったそうだ。

 なぜこんなことになったのだろう?

 先日、FREEex内部向けの生放送で岡田さんが言っていたのは、クラウド・シティ(FREEexが運営する年会費1万円のSNS)内で今まで出版された書籍のPDFファイルを無料でダウンロードできるようにしていたが2〜3件くらいしかダウンロードされていない。しかし、一般向けに有料で販売している電子書籍(クラウド・シティでダウンロードできるものと同じもの)はかなりの数ダウンロードされている。
 ここで今まで無料で流通させることによって岡田斗司夫のコンテンツが広く普及すると考えていたが、それを改める必要があるのではないか。そして通常は有料化して一定期間無料にすることによってダウンロード数を上げることができるのではないか。ということらしい。

 言っている意味はよくわかる。以前マクドナルドがコーヒーの品質を上げた時に期間限定で無料で配っていたことがあった。その時は別に飲みたくなかったのだが、ついもらってしまっていた。実際美味しくなったと思ったのでそれからは結構積極的に購入するようになったのでこの戦略が(少なくとも僕相手には)有効だと思う。

 僕は今のところ岡田さんの有料の電子書籍は購入していない。いずれしようと思っているが読む時間が取れないので実現できていない。だが、ニコニコ生放送で配信されている「ニコ生岡田斗司夫ゼミ」や「ニコ生シンクタンク」、「海賊生放送」と呼ばれている一連の生放送はタイムシフト予約で観る時間を考慮して視聴している。それだけでなく音声を録音オーディオブック化してiPod touchで出勤時に聴けるようにしている。しかも2倍速で。
 ああ、野原みさえさん(「クレヨンしんちゃん」の主人公野原しんのすけの母親)と同じで無料が好きなのね・・・ε- (´ー`*)フッ

 そんな無料好きが今回の動画の有料化を手放しで認めるのは正直辛い。

 先ほどの生放送も一定期間過ぎたら岡田斗司夫チャンネルで無料で公開されていた。タイムシフト予約しそこねて視聴できなかった分に関しては動画をダウンロードしてるし、タイムシフト視聴出来たものは音声だけをダウンロードしてオーディオブック化して聴けるようにしている(パソコン上で録音したものは作業音も一緒に録音されてしまうので)。

 このように僕はむしろ無料版の方を積極的に活用している。それが今回の有料化でどのように変わるのか?

 ニコニコ動画のプレミアム会員にならなければいけない。別にならなくてもいいのかもしれないが、今回上手いことに先日Ustreamで生放送された「島本和彦先生との対談」番組をEXチャンネルで近日中に配信することが決まっている。僕は観ていない・・・。アーカイブで観られるんじゃないかと淡い期待を抱いていたが残念。_| ̄|○
 この動画を観るためにはニコニコ動画のプレミアム会員にならなければいけない。方法は3通り。

1.クレジット決済
2.ウェブマネー決済
3.携帯電話で決済

 この内3番の携帯電話決済は、持っているのが通話料無料でお馴染みのWILLCOMなのでキャリア違いで却下。1番は僕が信販会社から信頼されていないのでクレジットカードが作れないので却下。必然的に2番のウェブマネー決済にならざるをえない。
 しかし、1番と3番は1ヶ月単位で加入できるがウェブマネーに関しては90日で1680円(税込)でないと会員権は購入できない。今回の「島本和彦先生との対談」は払っても惜しくないが、もし加入してから90日の間ダウンロードしたい動画がなかったら、無料版しかアップされなかったら、期限が切れた後に観たい動画がアップされちゃったら、「島本和彦先生との対談」番組がすぐに無料キャンペーンされちゃったら。
 ・・・などと貧乏臭い事をついつい考えてしまう(ノД`)シクシク

 では、これからどうするか?今回のためにウェブマネーをコンビニで購入しておく。「島本和彦先生との対談」番組がアップされたらニコニコ動画のプレミアム会員に登録する。そして、とりあえず90日間様子をみる。

1.今まで通りタイムシフト視聴時に録音しても動画がアップされたら音声をダウンロード
2.以前にタイムシフト予約できなかった動画がアップされたら迷わずダウンロード。
3.すぐに無料キャンペーンになったらこっそり泣く。(/_;)

 2番が頻繁に起きるようなら(少なくとも週1本以上)次回も会員になる。3番が結構あるようなら会員にならずに無料キャンペーンを待つことにする。

 ああ、なぜこんなことになってしまったのだろう?辛い時代になったものだ・・・。

「私立犯罪精神研究所」(飛ばない猫は、ただの猫さ)

  • 2012.08.12 Sunday
  • 23:39
 ミニッツライナーをやろうと思った時に当然「ミニッツライナー」で検索をかけても全然ヒットしなかった。
 今もググっても自分のブログ記事がトップでヒットしてしまう。これはこれで気分がいい(`・∀・´)エッヘン!!
 それでも、ちゃんと「ミニッツライナー」でヒットする記事もあった。それがこちら。

↓↓↓

 「ミニッツライナー」 - 「私立犯罪精神研究所」(飛ばない猫は、ただの猫さ)
 ありがたいことにうちの記事を貼っていただきました。

 記事を読むと1日仕事になると書いてある。僕は映画の時間1時間40分に解析の時間を含めても、2時間弱しか使っていないからとても気になる。だから、わがままを言わせてもらって詳しいやり方を教えてもらいました。

 確かに、ライトノベル1冊分なら1日仕事になるわな。興味あるので時間が取れるようだったら「容疑者Xの献身」を解析してみようかな。

 ありがとうございました。

若者のタバコ離れ

  • 2012.08.12 Sunday
  • 23:00
 道徳や校則などの法律、医学的な理由などで若者の喫煙をやめさせようと頑張ってきた大人たちも夢にも思わなかった事態。

 演劇集団キャラメルボックスの代表の成井豊さんのブログを購読している。昨日の記事でお芝居を観に来てくれた埼玉で教師をしている弟さんとの食事での話題に興味を持った。
 最近の高校では喫煙事件が絶滅したそうなのだ。なぜか?携帯電話が普及したために電話代の支払いに追われてタバコ代まで捻出できないそう。

 面白いと思ったし、自分に照らしあわせても納得いく答えだと思った。
 僕は高校生の頃から今まで喫煙していないのだけど、小学6年から新聞配達を始め、高校生になってからはスーパーでアルバイトをやっていたので同級生と比べて裕福な方だったと思う。それでも稼いだお金をタバコに使おうなどとは考えもしなかった。
 学校に払う授業料(奨学金が出ていたので半額だけ)を除けば後はかなり自由に使えたから土曜や試験で半日になった時(ウチの学校は試験休みがなかったが、そのかわり半日で帰ることが出来た)などに映画に行ったり、漫画を買ったり、お菓子やジュース、ラーメンなどを食べたりするのに使っていた。後、アニメ関係のイベントがあればそこでも使っていたなぁ。

 しかし、僕の頃の高校生たちはさすがに過半数とまではいかなかったけれど、男子で3〜4割くらいは喫煙していたと思う。もちろんこっそりと。そして、お金がなければカツアゲなどをしてお金を確保していたみたいだ。今の若者達はカツアゲしてまでタバコ代を捻出しようとしないのだろうか?

 確かに、犯罪(喫煙)に犯罪(カツアゲ)を重ねるのは罪が重くなるだけで(実際同級生の何人かは退学になった)メリットなどなにもないと思う。そこまで考えてタバコ代を犠牲にして携帯代を捻出しているのならたいしたものだ。いや、今の若者は頭いいわ!?ちゃんと功利を理解している。

 道徳や校則などの法律、医学的な理由などで若者の喫煙をやめさせようと頑張ってきた大人たちもまさか携帯電話がその役目を果たしてくれるとは夢にも思わなかったんじゃないかしら。

アルジャーノンに花束を感想・愛したいのに愛せない

  • 2012.08.09 Thursday
  • 00:52
以下、現在上演中の演劇集団キャラメルボックスの公演「アルジャーノンに花束を」に関するネタバレを書いています。未見の方はお気をつけ下さい。









先週8月4日に観た「アルジャーノンに花束を」で原作と違うと感じたことは坂口理恵さんが演じたチャーリイの母親ローズ・ゴードンが実はチャーリイを愛していたのではないかと感じたことだった。

もちろん、原作とセリフも行動も違っていない。むしろ、狂気の部分は原作以上じゃないかと思った。だけど、原作には感じなかったローズの愛情が強く感じられた。



ところで、この演劇集団キャラメルボックスの代表作に「サンタクロースが歌ってくれた」という作品がある。これは劇中映画「ハイカラ探偵物語」のストーリーがなぜか変わってしまってこのままじゃエンディングまでたどり着くことができないからと登場人物たちがスクリーンを飛び出してしまうという荒唐無稽なお芝居。

その中の登場人物の一人、平井太郎を演じた役者が台本のセリフを一切変えずに感情のみを変えて芝居をしたことを告白した。そのせいで映画のストーリーが大きく変わることになってしまった。



もし、ローズを普通に演じていたら、チャーリイが憎くて仕方がないという感情で演じていたと思う。しかし、坂口さんはおそらく平井太郎を演じた役者のようにその心のなかで「チャーリイを愛したい。でも、どうしても愛することができない」という葛藤を持ち続けて演じているのではないだろうか?それが原作と違うと感じさせたのではなかったのだろうか?



ローズにとってチャーリイに対する愛情とは何だったのだろうか?僕は「人並み」じゃなかったかと思う。チャーリイに他人と同じになって欲しかった。周りの子供達と同じくらいの学力、同じくらいの運動能力、せめて普通にしゃべってくれたら。そういう思いがチャーリイにスパルタな教育を与えてしまったのではないだろうか?

そして、数年後ノーマという女の子が生まれたら状況が一変する。チャーリイにかけていた教育は放棄。むしろ、ノーマに対して何かするのではないか?ノーマがチャーリイのせいでいじめられてしまう。私たちの人並みの暮らしはチャーリイのせいで壊されてしまう。ついには夫のマットにチャーリイを追い出すようにナイフを向けながら脅しをかける。その感情の裏に「自分はなぜ、自分の子供にこんな敵意を向けなければならないのだろうか?」という相反する感情がうごめいていたのではないのか?そう思えて仕方がない。



家を追い出されてから17年後、天才になったチャーリイは生家を訪ねていく。そこには玄関先を掃いていたローズの姿が。しかし、ローズは認知症が進行していた。チャーリイのことを思い出すことはないと思っていたがすぐに17年たち、しかも知能が向上したせいで顔つきまで変わったチャーリイを思い出した。妹のノーマもひと目でチャーリイのことを認識した。その前にあった父親のマットは最後まで思い出すことすらなかったのに。

マットはチャーリイをそのまま受け入れることを主張し続けてきた。普通に考えたらマットのほうがチャーリイに対して愛情を持っていたと考えるのだろう。しかし、チャーリイを追い出してもっとも安堵したのはむしろ、マットではなかったのではないか?その証拠にマットはチャーリイを認識することができなかったのだから。



ローズはチャーリイを自分なりに愛そうと努力し続けた。坂口さん、いやキャラメルボックスのその解釈は正しいと思う。だが、それは坂口さん自身がものすごく辛い2時間を過ごさなければいけないことになっていると思う。100%の悪意を持つのは却って気が楽だと思う。でも、愛したいのに愛せない感情を持ち続け常に贖罪を抱える心持ちで演技をし続けるのは並大抵のことではないだろう。キャラメルボックスで二十数年間舞台に立ち続けた坂口さんだから、そういう役を与えられたのだろうなと思う。



頑張れ、ぐっちーさん。

キャラメルボックス公演「アルジャーノンに花束を」アリスの涙の意味

  • 2012.08.07 Tuesday
  • 00:54
以下、現在上演中の演劇集団キャラメルボックスの公演「アルジャーノンに花束を」に関するネタバレを書いています。未見の方はお気をつけ下さい。




先週8月4日の土曜日14時に池袋にあるサンシャイン劇場で行われている「アルジャーノンに花束を」を観に行った。当日開場中のロビーで久しぶりにブログをアップした。そこで物語の最後、アリスはチャーリイとどのように接したのだろうか。原作では詳しく表現する事ができなかったシーンだからそれを視覚的に確認することができるのが楽しみだと書いた。

チャーリイは知能が元に戻ってまたパン屋で働きはじめ、そのままなぜか学習センターに向かいアリス・キニアンに会いまた字の読み方や書き方を教えて欲しいとお願いする。
アリスはチャーリイの見えないところで涙を流し、笑顔で振り返って快諾した。

感動した。だけど、なぜ泣いたのだろう。

一時は天才にまで高められた能力を持ったチャーリイの凋落ぶりに同情したのだろうか?数カ月前のように愛し合うことができないのが悲しかったのだろうか?それとも全てを忘れ去っているのに学習意欲を失っていないチャーリイに感動したのだろうか?

観劇した時、観終わってしばらくしても答えが見つからなかった。

今日、齋藤孝さんの「だれでも書ける最高の読書感想文」という本を読んでいたら38ページに

 
「『自分だったら、こういう場合にどうするだろう?』と自分に引き寄せて読んでみると、その本の世界がグッと自分に近いものに思える」


と、書いてあった。ならば、自分がアリスの立場になったらどう思うだろう?どう行動するだろう?と考えてみた。

・・・絶対受け入れることができない。なぜ?チャーリイは元に戻ることを死ぬことのように恐れていた。つまりチャーリイは死んだのだ。

わかった!気がする。アリスの涙は天才だった頃の自分の恋人だったチャーリイへの哀悼だったのではないか?だけどアリスはただ泣くだけではなかった。笑顔で快諾した。勇気を持って。
知的障がい者に勉強を教えるのは自分の努めだから。彼女はまた一からチャーリイと接する覚悟を決めたのだ。それを感じたから、僕も感動したのだろう。

今回観たのはアクアチーム。もう一つイグニスチームのダブルキャストで上演している。もしかしたらイグニスバージョンは違う解釈をとっているのかもしれない。残念ながら観ることはできないけど、きっとイグニスチームも感動できる解釈をしてくれているだろう。だってキャラメルボックスなんだから。

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