「るつぼ」に相談する前に-「悩みのるつぼ」回答
- 2014.05.31 Saturday
- 22:45
今朝の朝日新聞のbeに連載されている「悩みのるつぼ」。今回の担当は岡田斗司夫さん。なのでメルマガにその質問部分だけが載った。回答は明日のメルマガに載るのでそれまでに自分なりの回答を書いておきたいと思う。
相談者は「死」が怖いという医学部の3年生。僕が最初にこの質問を読んだのはクラウドシティ内の岡田さんの日記で。そこで読んで最初に思ったのは
「そんなの当たり前じゃない」
だった。
死ぬのが怖いというのは普通によくある感覚だと思う。ただ、そんなに四六時中意識して死と向き合っているわけではないので、死が怖いと常に思うことはない。
実際、この相談者さんも実習や勉強で忙しくしていたり、試験後に思い切り遊ぶ時などは「死」のことを考えたりしないと言ってる。恐怖を感じるのは家で一人でいるふとした瞬間の時だけ。
これくらいなら普通なのではないだろうか?
この人は頭がいいと思う。だから、先々を考えてしまって、死んだらどうなるのか?とか、余命の短い患者さんと向かい合ったらどうしようとか考え出してしまうのじゃないのかな?
・・・・・・他のお医者さんはどうなのだろうか?この人と違って「死」の怖さを克服しているのだろうか?今、一線で活躍している医師の先輩たちに話を聞いたことがあるのかな?たぶん無いと思う。
もし、あったらそのことももらさず書くのではないか。書いた上で先輩たちのように考えることができませんと悩みを告白するのではないだろうか?
だったら、相談するのは「悩みのるつぼ」ではなく、先輩医師にではないかな?もしかしたら、同じような悩みを今も抱えてそれでもがんばっている医師も大勢いるのではないか。
それに、忙しくしていると「死」を考えることがないというのであれば、意外に医師になって患者と向かい合ったら目の前の仕事に没頭して恐怖を感じる間なんてないかもしれない。
この相談者さんの悩み。「将来余命の短い患者さんを受け持ったとき、その人の死に向き合うより自分の死を恐れてしまう」という心配は杞憂だと思う。
そんな暇はきっと無い。
実際に患者さんを受け持つまでは先輩に相談してみるといいと思う。もしかしたら、一蹴されてしまうかもしれないが、いいアドバイスを持っている人もいると思う。
モナコイン MHGV4YcYih97ArRsrViTxyqzzst65sjfCp
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